高校生の野手を戦力として獲得しない。
ドラフト1位競合の大物でさえ、計算にはいれない。
大砲としてドラフト1位競合の清原、松井、筒香、中田、堂上、清宮といった選手たちでさえ例外でないのだ。
高卒新人王であり、新人ホームラン記録を塗り替え、優勝チームの4番にまでなった清原も
開幕はスタメンではない。
高卒で開幕スタメンして、新人王になった立浪も打撃成績だけみれば大したことはない。
高卒ルーキーとしては卓抜した守備力を買われ、打撃の方には目をつむった、という面があろう。
その他に開幕スタメンした高卒ルーキーもレギュラー獲得とはなっていない。
そしてこの立浪以来、今のところ35年間、高卒野手の新人王は出てきていない。
野手は守備に関しては立浪のように対応可能だ。
ゴロやフライを捕るという最も重要視される能力は高校生の打球でも高度な技術を
発揮していれば、それはそのままプロでも計算できる。
たとえ打球の速さや全体のスピードに戸惑っても基本の技術が高ければ
プロのレベルに達するに何年もかからない。
だから立浪は開幕スタメンからの新人王獲得が可能だった。
逆に打撃の方は時間がかかる。
打撃の向上には慣れが絶対の条件だ。
技術やパワーがあってもまずは慣れが必要となる。
守備にも慣れが必要だが、打撃は高校時代に経験してきたピッチャーとははるかに
レベルが上がるので、時間がかかる。
しかもレギュラーポジションはピッチャー、キャッチャー以外に7つしかなく、この中で
慣れて行かなければならないので時間がかかるのだ。
左投げだとポジションはもっと限られてしまい、さらに時間がかかる。
脚と守備があればこういう時に我慢して使うという決断もできるが、高卒の大物大砲は
それらで使いたいと思うことはない。
特に大砲は体がでかく、脚が速いということがないから我慢がきかない。
打撃に時間がかかる理由は次回へつづけよう。


