先日、行われた南関東シニア大会。
ベスト4は、毎度の強豪チームが残り、
決勝は、小田原足柄対静岡裾野。
決勝に残ったチームには、
50メートル5秒9で走る選手、1年生4番を打つ選手。
と驚かされる運動能力をもつ選手が紹介された。
中学1年生で4番を打つなど信じられない。
高校生では、ありうる。
清原、松井は1年生から4番だ。
他にも多くいるだろう。
高校生は、そこに至るまで小学生の低学年から野球を始め、
7年も8年も経験したのちのことであり、
高校1年生ともなれば、体もかなり成長しているからだ。
しかし、中学1年生は、それまで小学生の野球しか経験していない。
リトルリーグ出身だとグラウンドのサイズも違うし、使うバットも軽いもの。
リードがなかったり、とリトルとシニアでは、野球自体が変わるのだ。
体の成長も中学1年生と3年生では全然ちがうもの。
私も、リトルの選手の時、シニアの選手は、大人のように感じていた。
リトルからシニアに上がるときなど、恐ろしい世界に行くという
緊張のかたまりだった。
シニアに行くと、180センチを超えるお兄さん達が、
睨みを効かせて、1年坊主を威嚇する。
その中で、4番を打つなど想像できないものだ。
今は、時代が変わったのだろう。
先輩、後輩の徹底された序列が薄れ、
野球に対する情報も多く、
選手それぞれが、野球を楽しむスポーツと捉えられるようになったのでは。
私は、この頃、監督からは、いつも怒られ、
先輩に気を使い、野球を楽しんだことは、一度もないと記憶している。
ユニフォームがカラフルになり、
決勝の両チームは、スパイクが白だった。
私の頃は、白いスパイクなどなかった。
こんなところからも、日本の野球もフランクになったもんだと
感じた。
次回は、試合のレポートをしよう。