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時代の移り変わりか。シニアリーグ野球Ⅲ

先日、行われた南関東シニア大会。

 

小田原足柄と静岡裾野は、毎年強いチームをつくってくる

名門シニアチームのようだ。

 

神奈川は中学生の引き抜き合戦が展開される。

 

高校野球マンモス地方予選の神奈川は、

強豪校が、ひしめき合っている。

 

監督同士も情報交換するかたわら、因縁がある。

 

「この選手は、そちらで、うちではこの選手が欲しいのですが。。」

「わかりました。そうしましょう。」

といった、談合のようなやりとりもあるそうだ。

 

中学野球から高校へのパイプが存在し、

シニアリーグでさえ、越境が当たりまえになった。

 

私が中学生の頃は、シニアリーグで越境などなかったと記憶している。

許されていなかったようにも思う。

 

越境が許されるのは、

住んでいる地域にチームが存在しない時だけだった。

 

そんな、事情があるので

当然、中学野球のレベルは高くなる。

 

情報も豊富で、高校生がやるような技術、戦略が

すでに、中学生にも浸透している。

 

豊富なサインプレーやフォーメーションによる牽制を使ってくる。

 

静岡裾野のキャッチャーは1年生4番だ。

その1年生がサインプレーで1塁走者を刺した。

しかも、その前に引っかかるよう種まきまでしていた。

1年生ができるほど野球技術、戦術の情報が行き届いいているのだ。

 

かと思いきや、最後の幕切れは、

2点差がありながら、ホームに突っ込み、タッチアウトというものだった。

 

この場で何度も言っている、2点差以上ある最終回での本塁憤死だ。

 

今年の夏、鹿児島決勝もこれで終わっている。

 

まったくもって、愚行が認識されていない。

 

この幕切れを指導者はどう考えているのだろう。

 

さらに、高校野球にも通ずる勝利の方程式が

如実に現れていたので、それについては、金曜日に解説しよう。

 

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