「打てる捕手の台頭が嬉しい悩みに? 今年の各球団捕手を振り返る【パ・リーグ編】」
以前、キャッチャーについて求められることを述べた。
言うまでもなく、守れないと話にならない。
この記事の中には、
「どこで差が出るかというと、
『ワンバウンドを止められる』、『盗塁を刺せる』、
あとは『バッティング』となってくる」
とあるが、順番としては、まず、盗塁を刺せる=肩が強い。
ということが、1番最初だ。
キャッチャーをやるに、唯一にして絶対の条件がこれだ。
これについての理由は、以前に述べた。
先日の国際戦では、嶋の弱肩を指摘し、
炭谷は守れるキャッチャーだと評した。
弱肩である瞬間、名捕手ではない。
日本代表でマスクを被るなら強肩の炭谷のような
味方への安心感と相手への脅威が与えられる選手でなけらばならない。
炭谷の肩とフィールディングは、味方は心強いのだ。
それだけで、ピッチャーと野手の動きに影響する。
WBC合宿のシートノックでショートに入った炭谷の動きは、
プロの野手と比べても遜色ない動きだった。
つまり、野球センスが良いのだ。
ワンバウンド捕球やリードは、練習と積み重ねで備わってくる。
ロッテ・田村は、キャッチャーらしい思考を持った面を
披露したので期待したいとしたのは2015-07-10のコラム 。
ただ、キャッチャーに必要とされる女房役らしくは見えない。
どっちかと言うと主役になりたいタイプに見える。