一昨日は、阪神-巨人をTV観戦した。
巨人の先発ピッチャーは高木。
ルーキーでここまで3試合に登板し、3連勝している。
この高木、
これまでドラフトにかかる可能性が5度もあったが、
プロからの指名がなく、それでもプロへ進むべく社会人で投げ続け、
昨年、やっと巨人に指名されたという変わり種だそうだ。
高木はプロ入り前、
制球難がドラフトにかからなかった理由のひとつだったそうだが、
観ている限り、コントロールが悪いタイプには映らなかった。
多彩な変化球とさほど速くは見えない真っ直ぐ(アマ時代は速球派だそう)
を操り、打者は翻弄されていた。
それから、原監督が命名した高木ボールと呼ぶ独特のカットボールが
あるそうだ。
カットボールやツーシームは動かす球として近年、大流行している。
捉えたと思った球が、打者の芯をちょっとずらして打ち取る
有効な球。
私が子供の頃は変化球は大きく、鋭く曲がるものという概念があった。
ところが、そうではなくちょっとでいいのだ。
曲げるのではなく、動かすという感覚。
さほど速く見えない速球も
コントロールの良さと多彩な変化球で翻弄されるため
対応を困難にさせる。故に、打者は詰まる。
ただ、ゴメスのホームランは外を狙った球がシュート回転して
逆球となったようだ。
それまでのナイスピッチングが、
この一球の意図していない球、
要するに
失投で試合を振り出しにしてしまう。
ピッチャーというのは、採算の悪い仕事だ。
1度のちょっとした間違いが評価を0にさせてしまう。
ところでこの試合の面白いシーンを
ふたつ紹介しよう。