本当に強いチームを決めるのは、ワンマッチか、トーナメント戦か、リーグ戦か。
2021-6-29 ルールは公平につくられているが、仕組みは公平か?
トーナメント戦では組み合わせによって勝者が変わる可能性がある。
相手に恵まれて勝ち上がったチームが強豪との連戦をこなした後で困憊している優勝候補に勝つことがある。
シードという制度はこれを防ぐことが理由のひとつだ。
リーグ戦を採用するプロの長いシーズンは、負け試合を作りながら勝てるピッチャーで
確実に勝てる試合をモノにしていく戦い方をする。
リードしている試合で投げるピッチャーとビハインドの試合で投げるピッチャーが違うのはこれが理由だ。
だから負け試合があることを了承した戦いをするわけで、ビハインドの試合にクローザーを登板させて
完璧に抑えたところで逆転できなければ無駄遣いになってしまう。
当然、優秀な人材を多く抱え特にピッチャーの枚数が揃うチームが白星を重ねる。
そして140試合以上もやっておきながら星1つの差でもチャンピオンと敗者に分かれる。
しかも両者の対戦成績では敗者が勝ち越していることもありえるほどだ。
どの戦い方で強者を決めることが真の優勝なのか。
消耗戦なら勝つけど一発勝負なら負ける。
トーナメントの妙で勝敗が転じ、長丁場のリーグ戦では戦い方が変わる。
一発勝負で勝つのが本当の強者か、連戦を勝ち抜くチーム力が求められるのか。
数十試合負けようが、ひとつ勝ち数が多いチームが優勝となるプロのペナントレースか。
それぞれ仕組みが違うのに、納得して受け入れているのだから何でもいいってことだろう。
疑問の声が聞こえるのはCSというゴミとなるべき制度くらいか。
数か月かけてせっかく優勝チームを決めておきながら、CSと名付けて数試合を戦わせ、
あらためて日本一決定戦進出チームを決める。
リーグ戦で全勝していてもCSで敗ければ日本一決定戦には出られず、
リーグ戦で負け越しのチームもCSの数試合を勝ち上がれば日本一強いチームの称号を受け取れる。
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