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ベテラン高橋の光るプレー

プロ野球が開幕した。

 

開幕戦の巨人-横浜戦は若い選手が多い横浜に対して

王者巨人は変わり映えのないベテランばかりだ。

 

阿部が36歳、村田35歳、井端と高橋が40歳、亀井と長野も30歳を

超える。

 

そんなベテランばかりの巨人開幕スタメンの中で

光るプレーを見せたのが高橋。

 

今だに外野手で開幕スタメンを張るというのは技術が高いことを

示している。

 

1打席目。

初球インコースの球を見送りボール。

 

2球目またインコースのボール気味の球を見送ると

ストライクコールとされ、「えっ?」と球審を見る。

 

ボールと思って見逃した球をストライクにとられた。

 

3球目の縦の変化球を打ちに行って止まる。

これでワンストライクツーボール

 

4球目ストライクのあと

5球目は追い込まれてからポイントを近く待ち、外目の速球を

ファールした。

 

6球目、きわどいインコースの球を悠然と見逃し、

7球目の低めをこれまた悠然と見逃し、フォアボールを選ぶ。

 

ナイスバッティングだ。

初球ヒットで出塁するよりはるかに価値のあるフォアボールだ。

 

球数投げさせたうえ、

立ち上がり調子の悪い久保には一番ダメージが大きいのが

ヒットを打つよりフォアボールを選ぶこと。

 

この後、これ以上フォアボールを出せない久保は亀井に

ホームランを許す。

 

高橋が球数投げさせ、ファボールで出塁していなければ、

亀井のホームランはなかった。

 

守りでもレフトの深い位置からタッチアップのランナーを刺したうえ、

3打席目も死球で出塁している。

 

2戦目の今季初ヒットも

ボールツーとしてからストライクひとつ見逃して

バッティングカウントにしておいて、

外の真っ直ぐを軽打した。

 

自分有利のカウントにできたからこそ、このバッティングができるのであり

ツーストライクからではこうはならない。

カウントによってしっかり状況に応じたバッティングをしている。

 

もう長打をバンバン打つプレースタイルはしないだろう。

打ち方もコンパクトな打ち方で引きつけ軸で打つ打ち方にしている。

 

技術の高さがあるので、体調がいい時に使えば

打席のタイミングの取り方からして、首脳陣の期待に応えられる状態と

見受けられた。

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