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格下チームへの賛辞

東東京ベスト4に残った

都立篠崎高校の戦いが良かった。

 

篠崎高校の選手は公立高校の選手で

相手の日大豊山の選手とは体格が明らかに違う。

 

それでも、全体の粘りは公立高校としてはレベルが高く、

なんといっても2枚の好ピッチャーを抱えているのが4強の理由だ。

 

エースナンバーのピッチャーは長身ながらサイドハンドで

スライダーのキレが良い。

このスライダーを生かした配球をすれば、

そう簡単には打たれない。

 

このピッチャーだけでも、レベルが高いといえる。

 

そのうえ

もう一人の10番のピッチャーは足腰がしっかりして

体格も私立の強豪に見劣りしない。

オーバーハンドのフォームも素晴らしい。

真っ直ぐが速く、変化球もストライクがとれる。

 

都立で好投手を2枚持つなど珍しく、

しかも、10番のピッチャーは私立名門に行っても

エースになれるくらいの投げっぷりだった。

こんなピッチャーを10番で抱えている篠崎高校は強いわけだ。

 

優勝候補の日大豊山相手に初回エースが2点を失う。

 

期待された都立高が名門校に跳ね返されるとき

一番多いパターンがこの初回の失点だ。

 

四球がからみ連打を食う。

篠崎高校も立ち上がりを攻められてしまった。

 

大量失点につながりかねない。

 

しかし

ここからの粘り、戦い方が素晴らしかった。

 

東京と神奈川の予選を観てきたが、篠崎高校のがんばりは

ベストゲームと言えるものだった。

 

つづきはまた・・・

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