オリックスが待ったをかけたことによってヤクルトは奥川、高橋、オリックスは山本、宮城という
柱をぶつけあえる状況にもつれこんだ。
各試合が接戦で持ち駒、持ち味を出し合う好試合ばかりというのもさることながら
オリックスが6戦へと持ち込んだ展開からして栄冠をつかむために最高の勝負を繰り広げる最高のシリーズとなっている。
両チームともリーグ制覇同士なので文字通り日本一を決める戦いだ。
そのチャンピオン同士が譲らないギリギリの戦いをしていることが好シリーズにしている。
これがリーグ2位、3位のチームが出てきて同じような試合展開でもケチがつく。
やはりリーグチャンピオンという称号のチーム同士の総力戦がおもしろい。
この場では何度も記してきたが、やっぱりCSは不用だ。
山田が期待通りではない中勝ってきたヤクルトだが、そろそろ打つだろうという頃だった。
これまでもミスショットがあり、ちょっとのズレと感じる部分が大きかった。
今日の試合では判定に苦しめられた部分があったし、ど真ん中のチェンジアップをミスショットという打席もあった。
そして、ついに連続フォアボールでさらにスリーボールとしてストライクが欲しがるピッチャーから
見事に打ち返した。
打者有利の場面では結果を出すという、さすがは球界の看板打者であり、
さらにそこを同点ホームランにするところがさすがのスターだ。
お互い6回から継投に入った。
ヤクルトは左打者の岡田を迎えたところで田口にスイッチも同点打を許した。
オリックスは右打者の中村のところで吉田にスイッチして凌いだ。
これが直接の勝敗要因とは言い切れないが、この継投のタイミングが勝敗を分けることになる。
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