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野球に調子悪いなどない

調子が良いという時はアスリートや芸術家、実務家、研究者、タレントに限らず

誰にでもある。

私生活でも今日は体調いい、とか。

調子悪い、というのも私生活だ。

体調が悪い、気分が晴れない、心配事がある。

 

ただし、スポーツ選手に調子が悪いはない。

それが実力だ。

調子が良い、はある。

体の切れがいい、とか、良いイメージばかりが浮かぶ、とか。

ただ、誰でも調子が良い時などほんのひと時だ。

だって打率は3割で成功じゃない。

ほとんど失敗だ。

 

実績のある選手に成績が伴わないと、「本来の調子にない」、「状態が上がって来ない」

などと言い出す。

この場合の本来の姿とは結果が出ている時を言う。

つまりそれは調子が良い時のことだ。

つまりは、ほとんどない、たまたまの時で、不当の一瞬を本来の姿に仕立て上げてしまっている。

 

まして、勝負事は相手をやっつけようとするわけで、

かつての調子が良いという状態は今の相手には通用しなくなっている。

全体のレベルはどんどん上がり、新しい実力者がどんどん出現する勝負の世界では

いつも好成績でいられない。

結果が伴わない時こそ本来の姿であり、それが実力だ。

 

だから調子が悪いはなく、それが実力。

たとえケガであってもそれが実力。

五体満足でプレーしている選手などいないし、たとえいたとして、それで成績をいつも向上させていたら

それだけ自己管理ができているということになり、それも実力だ。

 

調子が良い時が永遠に続くことはないが、調子が悪いと感じたり、

調子が出ないと感じたりするときは、永遠に続く可能性がある。

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