そしてこれらイチローを象徴する現象。
これらとはコチラ 2016年6月16日とコチラ 2016年6月21日
イチローとタイプが似ている篠塚。
イチロー出現時は、特に篠塚と比較されることが多かった。
イチローは入団当初から篠塚モデルのバットを使っていたそうだ。
特徴は、細いということ。
バットが細いとスイートスポットが少なくなり、ミートするのが難しくなる。
しかし、卓越した技術により、その不利を克服することができ、
細くすることでバットを操作し易くするというメリットを享受している。
イチローが三遊間を割るようなヒットを飛ばすと
「篠塚のようにうまい流し打ちですね。」
と
これに対し、イチロー本人は
「僕のは振り切っています。」
と同じ打ち方ではないと反抗している。
篠塚は王が監督を退くことが決まった年、
王から「今の篠塚のバッティングは神懸っている。」
と、毎試合レフト前に運ぶバッティングを評してこう言われた。
この時、打率はイチローのようにシーズン途中まで4割を記録した。
イチローと篠塚の発言で共通すること。
ピッチャーにはできるだけ胸を見せないで崩されても逆方向。
バットは面でとらえる意識。テニスの打ち方のイメージ。
視力はよくない。投球はぼやっと見る方がいい。
フリーバッティングではスタンドにポンポン放り込む。
詰まらせてヒットにする。篠塚は2塁ランナーの足が遅い時はわざと詰まらせて弱い打球にして、
生還させようとしていたそう。
ホームランは狙って打つもの。篠塚は狙えばホームランをもっと打てた。
イチローは若い頃、ホームランは100%狙って打つ。
それは、打席に入る前からもあるし投げた瞬間もあるし、球が来て打ちに行ってからもあるそう。
原が、イチローのフリーバッティングを観察している時、
「篠塚さんのようだ。」
と言っていた。
その他の人からも篠塚のようだという発言をよく聞いた。
篠塚は初のウエスト76センチの首位打者だったそうだ。
確証はない。