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プロは打ちに行って、後ろの腕に当たってもデッドボール

西武・山川はチェンジアップをハッていた時に踏み込んだら、体近くに来た球に当たってしまった。

本人は、あっ当たっちゃった、と思ったのだろう。

ぶつかりに来たと抗議するソフトバンクのキャッチャー甲斐に「ゴメン」と謝ったそうだ。

甲斐は「もう~」と憤慨したとのこと。

このくらいはかわいいものだ。

 

アマチュアとプロではデッドボールに対する基準が違う。

プロは打ちに行って、後ろの腕に当たってもデッドボール。

 

後ろの腕に当たるということは打ちに行っているということで、

バッターとしては、ストライクに見えているということ。

スイングしに行って、途中で「あっこれは当たる!」と思ってもスイングは止まらない。

避けているようにもスイングしているようにも見える動きでも体に当たってしまえばデッドボール

と判定されることがほとんど。

 

バッター自身が振ってしまった、と思っていてもデッドボール判定になる。

バッターとしては恥ずかしい。

ボールが見えておらず、スイングしたのにデッドボールをもらえるから。

ピッチャーやキャッチャーは抗議する。

今のプレーはスイングしていたじゃないか、と。

 

抗議中、1塁にいる時、恥ずかしい。

俺振っていたけどな、それならスイング判定としてくれた方がまだいいな、となる。

たいして厳しいコースへの投球でなく、打ちに行き、途中でやめたのに後ろの手に当たるような

デッドボールには、ピッチャーとしは不満が残り、

「今のプレーは打とうとしたから当たったのじゃないか。それがデッドボールかよ。」

という気持ちになる。

 

対して、高校野球などは、このような場合はたいていがファールとなる。

この判定の方が理にかなっていよう。

デッドボールとされるより、ファールとしてバッター不利の方が、観ていてもスッキリする。

ただ、バッターは腕に当たっているのでファールとされて、打席が続いても

すぐには構えに入られない。

痛みが残るわけで、プレー再開しようにも、ちょっと待ってとなるのだ。

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