葛西がメダルを取って以来、年寄のスポーツ選手にはレジェンドといい、
やたら各界でレジェンドが連呼されている。
と昨日のつづき。
カズは、日本が初めてワールドカップに出場したとき、
予選の遠征先で代表漏れを告げられ帰国させられた。
カズのそれまでの日本サッカー界への功績を考えれば、
メンバーに入れてあげるという選択もあったはずだ。
予選では一旦代表から外しても本大会で復帰させてあげる選択もあった。
しかし、
ワールドカップ出場と日本サッカー発展を切望していたキングは、
結局ワールドカップの地を踏むことがなくなったのだ。
結局、
そのワールドカップで日本はひとつも勝てなかったにもかかわらず。
現在もプレーを続けるカズだが、
戦力として必要としているのではなく、人気とりだろう。
私が所属するチームでは年齢差があるプレーヤーが多く所属している。
しかし、
試合に勝つためには実力があるもののみが出場する。
そして
多少実力が劣っていても、若い選手を率先して使う。
それは、将来への期待とチームを活性させるためだ。
チーム結成以来7年が過ぎたが、結成当時より選手の数はかなり多くなり、
今では登録だけで50人を超える。
40歳を超える私は、いつも身の引き時や置き所を意識する。
一昨年、絶対勝ちたいシーズンに野球人生を賭けるつもりで臨んだが、
不本意な負けを喫し身を引こうと思った。
その時は、
若手に引き留められ、またプレーを続けることとした。
今でも常にチームのために身の程を知ることを意識する。
他の先輩メンバーにもこの意識を持ってもらうように
私は下からの突き上げを行うようチームを促している。
プレーヤーでなくても、
新戦力のスカウト、
練習の補助、
戦略立案、
経験の伝授、
とできることはたくさんあるのだ。
先輩として居座ることで若手の伸びを阻害することは避けたいもの。
日本のメディアはなるべく美談に替えて、万人受けさせようとすることと
一過性の盛り上げを行うことで
庶民の関心を喚起させようとするだけのためにレジェンドという言い方を
していることが気に入らない。
NHKまでレジェンドとか言ってるから。
レジェンドなんてそんな安くないだろ。