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勝負の世界に家族を持ち出されると、一気に冷める

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ソフトバンクをクビになった城所は、小さい子供がいて、まだ野球をやってほしいのだそうだ。

奥さんも含めて家族がきっとそれを応援していたのだろう。

 

それを受けて、本人は当初、家族の想いを背負って野球を続けて行こうとしていたようだ。

しかし、家族との生活を考え、引退を決意した。

決意というよりどこにも必要とされないことを悟ったのだろう。

これがいい決断だ。

 

発言を額面通り受け取って悪いが、家族の想いを背負ってプロの世界に固執するような選手を

応援したい気にはならない。

 

1流選手以外は、どうしても野球を職業としてとらえる機会が多くなるのだろうが、

勝負の世界に家族を持ち出されると、一気に冷める。

それはアマチュアの世界の話だ。

 

プロはもっと孤高に戦う姿勢でいて、敗れれば去るという世界。

新しい個性が現れたり、実力の衰えやケガによって立場を追われていく世界であることが

わかっているはずなのに、人間的部分を持ち出されると甘ったれにしか映らない。

そういうことは全てが終わってから持ち出すことだ。

 

ファンは職業としての野球選手を応援していない。

高度な技術と戦いに感動し、自分にはできない超人としての彼らに夢を賭けている。

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