日本シリーズを挟んで2週ぶりとなる木曜連載。
国際戦の選手を選考する際、失点しないことを考える。
まず何よりピッチャー陣を形づけて戦うか、を考えそのバッグには誰がどのポジションに入るか、
そして武器がある選手をどう配置するか、武器とは脚や肩、守備力やパンチ力といったところ。
ホームランだけに特徴がある選手は選びづらい。
DHに据えるか、レフトあたりに入れて、守備に目を瞑るか、くらいで構想に入れる。
そういう選手はせいぜい1人だろう。
守れない選手を2人もグラウンドに立たすことはできないし、代打として召集しようにも人数制限があるので、
ホームランが特徴の選手を2人選ぶことはしづらい。
シース゛ンだったら、その守備のせいでゲームを落としても、今度はホームランで取り返すことができる。
シース゛ンは敗けを重ねながら、最終的に他チームより1つ星が多ければいいからだ。
短期決戦であり、先へ進めば強い相手となり、トーナメントとなる国際戦では失点をしないこと、
守りを重視する。
そして、脚があるハイセンスな選手が欲しくなる。
ハイセンスな3拍子揃った選手なら使い勝手がよくなる。
脚は局面を打開する武器になる。
鳥谷の盗塁や、脚だけで招集されたプレミアでは周東が一気に名前を売った。
特に情報量が少なくなる国際戦では初めて対戦するピッチャーからホームランを打つ確率は低くなる。
逆に情報の少ない脚でかき回すことができる。
そして脚を警戒して前にくるとヒットゾーンが広がる。
ヒットを打てると言っても10割でない。ホームランなら1割にも満たない。
ヒットで出たところで後続が続かないと得点できない。
脚があれば、ノーヒットでも得点が可能だ。
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