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いくらなんでも試合時間が短すぎる高校野球

野球はインプレーの時間が、つまりアウトかセーフかにかかわる時間が正味30分程度という見方があるらしい。

プレーボールからゲームセットまでのうち多くが集中すべきでない時間ということだ。

2023-12-6 野球の醍醐味を減らすピッチクロック

2023-12-12 野球はつっ立っている時間と座っている時間ばかり

それはピッチャーがセットに入ったり、打者が構えに入ったりしてからカウントしているのだろう。

ピッチャーと内野がサイン交換していたり、野手からピッチャーにボールが返ってきたり、

打者やランナーがサインを見ていたりする時間は含まれていない。

実際にはそうでない時もランナーがいれば、走っていいのでこの時間もインプレーではあるが

それはおそらくカウントされていない。

まず、アウトになるのに塁を飛び出すランナーはいないからだ。

なんにせよ塁を奪うプレーやアウトを獲るプレーでない時間が野球の大半を占める。

そこでは駆け引きが交錯しているのだが、その時間もそれほど多くはない。

ずっと頭を働かせているわけではない。

駆け引きを使わない、または使う猶予を許されていない高校野球は淡白な試合ばかりだ。

ある試合ではランナーがたまったところでピッチャー交代が告げられたので、

その間に用を足そうとトイレに立ち戻ってみると、代わったピッチャーが無死で

ノーワインドアップから投げていた。

つまり、トイレに行っている間にそのピッチャーは抑え、攻撃に変わり、また守りのイニングになっていたことになる。

これはいくらなんでも早すぎる。

こんな浅はかな野球が奨励されていたら技術の成長は頭打ちにされる。

ピッチクロックよりほかに試合時間を縮める方法をいくつか挙げてみよう。

それは余計だろうと思われるシーンのことだ。

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