今年からリクエスト制度が導入されたわけだが、この場では録画再生ではなく
複数の副審を置き、再協議の末、結論を出す「ものいい」をよしとしていた。
NPBが出した答えは「ものいい」制度ではなく、映像確認だった。
ただ、相撲の「ものいい」制度も審判の親方連中が映像確認した本部と連絡を取り合いながら
結論を出している。
映像確認を採用したのは、これで見ておけば誰も文句を言わないからだ。
映像にはウソはないと認識されているので、あらゆる角度の映像で見た結果には誰も文句を言わない。
生身の審判の判定には各チーム抗議をするが、
球場にも流れされる映像では両チームと観客の判定が一方向へと寄る。
したがい、リクエスト後の判定に再度抗議するということはまずない。
いずれは全てが機械による判定になるだろう。審判はいらなくなる。
審判は正確こそ是であり、人情など全く必要ないので
判定に人間を廃して、正確になるならそれでいい。
映像での判定があっという間に浸透してしまったということは、
生身の判定では間違えることを認めたわけだ。
シレッとしているが、今までの審判の権威とか言ってきたものをあっさり否定した。
過去に優勝してきたチームもそうじゃないと言っている。
10.8決戦で巨人が優勝したが、たった1試合の勝敗の差なら、
その前に判定に救われた試合があったかもしれない。
大きく取り上げるべき行為であり、本来、単に制度がよくなったからいいでしょでは
済まない出来事のはず。
これにより判定におけるもめごとがなくなった。今の人達はおだやかというのもある。
金田や星野や上田のようなシーンはもう見ることはない。
まあ、みっともないからそれでいい。
昔は怒鳴ったり、殴ったり、蹴ったり、審判の説得にも頑として聞き入れず、
コミッショナーが説得に乗り出すこともあった。
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