ピッチャーがストライクを投げなければ、ボールという判定が下され、
ペナルティを与えられる。4つ重なると塁をひとつ献上というペナルティ。
ピッチャーがストライクを投げようとするのは、このペナルティが嫌だからだ。
だから、ストライクを投げず、ペナルティを受けるならそれでもいいとピッチャーが考えるなら
打席を通過するようなボールを投げてもいいのだ。
この時点でボールというペナルティがあるのだから、
ピッチャーはどこに投げようと自由という解釈ができる。
バッターに当たればデッドボールというペナルティがピッチャーには与えられ、
バッターにはテイクワンベースとなるのだから
公平、平等と見ることもでき、ピッチャーが打席へ向かうような投球をしようが、勝手でしょとなる。
だから、当てられたバッターが怒るのは理不尽と見ることができるわけだ。
痛い思いをしたバッターが怒るのは当然という理解は、単に人情の話であり、
ルールに照らせば、公平になっているのだから本来、怒る権利はないということになる。
それでも、あれだけ痛い思いをして公平と言われてもバッターは納得いかない。
ということは、バッターが怒ることの方が自然であり、
当てるような球を放ったピッチャーは反省させるという認識に至るのは当然の流れともとれる。
どちらの見方もできるということはルールに不備があるということになる。
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