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“いってこい判定”、“流れアウト”といったものは必要ないリクエスト制度導入Ⅴ

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リクエスト制度導入による判定の仕組みの検証をする木曜連載の5回目。

このリクエスト制度でリプレー検証した判定に対して、

それが覆ったとしても抗議や文句を言う場面をほとんど目にしない。

場内のビジョンにも、そのシーンが繰り返し映像提供されるので

観客もそのプレーに対して判定を下し、参加する仕組みだ。

場内がひとつに向かうことになり、応援するチームに不利な判定になったとしても

納得して受け入れる場合がほとんどなのだ。

ワールドカップでも、観ている側が納得することが多かった。

VARという仕組みによって、リプレー検証してみると、

「あー手に当たってるねー。」とか「押してるよ。」とか「あー。オフサイドだわ。」と。

文明への信頼によるということだ。

カメラは事実を映し出すと信じている。

そして、それで見た内容には、観客含めほぼ見方は一致する。

だから、文句が出ることがない。

ということは、審判いらないということになる。

科学技術で判定すれば、文句を言うやつがいないのだから、そういう時代に向かうだろう。

ストライク、ボールの判定すらそうなっていくのだろう。

判定は、情や雰囲気で下されるのではなく、正確のみ是である。

いわゆる、“いってこい判定”、“流れアウト”といったものは全く必要なく、

感情の入る余地のない正確だけでいいのだ。

だれもが納得し、誰も文句を言わないのなら、

正確のみを是とする判定を機械に頼るのはいいだろう。

ただ、この場では副審制がいいと記し続けてきたが、野球界が採った方法は

機械によるものだった。

機械が絶対いいとは思わないが、なにより大事にすることは納得だ。

双方納得した判定こそを優先すべきであり、納得いかない判定がまかり通っていたこれまでは

優勝チームもそうじゃない可能性があった。

10.8決戦において1勝差で優勝した巨人も、シーズン中に有利な誤審で1つ勝っていた試合が

あったとしたら、優勝ではない。

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