以前、木曜連載として、リクエスト制度から判定制度を検証する6回目。
7月19日以来となる。
今夏の東東京大会、安田学園-小山台の8回、レフトポール際の打球のファール判定に
小山台から審判へ確認が入った。審判団協議のあと、ホームランへと覆る。
この変更に、安田学園ベンチからも主審に確認が入る。
高野連が審判団に再協議を促し、審判団が再協議の上、出した答えを高野連と再確認の末、
またファール判定に覆る。
ファール判定→協議→ホームラン→協議→ファールへ訂正されるという
高校野球で見たことのないシーンが展開された。
安田学園に至っては主審がたしなめている中、本来許されない抗議をしていた。
ファール→ホームラン→ファールと変わってしまうということは
審判の誰もわからないということだ。
この時、高野連が再協議を促した点を見ると、
実は見守っていた高野連の人達の大勢がファールと見ていたからかもしれない。
もしくは高野連が裏でリプレー映像を見たからかもしれない。と感じた。
そこで今夏の甲子園で、こりゃリプレー検証しているわと思わせられるシーンに出くわした。
増田東-常葉菊川、3回表増田東1アウト1,2塁でショートゴロにショートは前に突っ込んで捕球した。
2塁ランナーと接触するような位置となり、接触はしなかったものの
捕球したグラブを上に上げただけで、ランナーの股の間をタッチする形になった。
そして2塁へ送球した。
これに2塁塁審は守備妨害のジャッジをした。タイムをかけ、審判団協議をして、
改めて2塁塁審が2塁ランナーの守備妨害を示す。
その後、裏にいる高野連の人と思われる関係者と何やら話しだした。
その人はモニターを確認しているようだった。
そして、その内容を伝え今度は守備妨害ではなくタッチをして2塁送球フォースアウト、
ゲッツーとして攻守交替のジャッジを下した。
2塁塁審が守備妨害と言い、さらに審判団協議を経てまで出したジャッジを
裏の人との打ち合わせで覆るということはリプレー検証したのだろう。
映像でないとすれば、現場の審判の判断が控えの審判や高野連関係者の大勢とかけ離れた場合、
検証、助言が行われるというシステムなのだろう。
プロのように明確なルール変更として名称を固定してのものではなく、公にしてはいないが、
内内で対応しているのだろう。
高野連が録画再生を見て、それを審判団に助言しているのかも。
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