先日、王が16チーム欲しいという発言をした。
チームが増え、日本各地にプロ球団ができれば楽しみが増える。
それが、進まないのは既得権益とかいう、どうでもいいはずなのに高い障壁はさておき、
かつての第一スポーツとしての地位はなくなり、娯楽が他に数多くある現代で
ファンを獲得し、チーム力を上げて行くという大変な労力だからだろうか。
それでも、野球コンテンツはまだまだ、商品価値は高いようにも思える。
球団が増えることで最も懸念されるのは全体のレベルが下がるということ。
現行でも絶対に優勝はないという戦力のチームがある。4球団増えても最初10年くらいは
そういうチームが増えるだけだろう。
そして、現在の突出した一流選手の成績が大きく伸びることになるだろう。
ホームラン王が60本になったり、4割打者が誕生したりするかもしれない。
各チームの層が薄くなるから、そういう選手は歩かせることになり、フォアボールが増える。
周りの選手の実力が高いチームは、主軸の打者のホームランと打率が伸びる。
王がホームランを今ではあり得ないくらい量産したのはそういう事情だ。
巨人の選手のレベルが高く、相手が弱く、王の実力が突出していたから。
レベルを下げないための施策はひとつあるのだが、果たしてそれは日本の野球になじむだろうか。
明日へ。
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