昨日、萩野のレースに引き込まれたので水泳の話を。
萩野は
先を行くパクが疲れて浮いてきていたのがわかったと語っていた。
泳ぎながら相手の動きがわかり、水から伝わる感覚でレース展開がわかるものなのだ。
どうレースを運んだらいいか、どうすれば勝てるのか。
アスリートは感覚を大事にする。
日々の練習、肉体の鍛練、休養といったものは当然誰しもがやること。
それを繰り返し、実践の経験を積むことで奇特な感覚を手に入れることができる。
この感覚はとても大事なもので最も大切に扱うべきであり、
この感覚には従うことが良い結果を生むことになる。
特にひらめきの感覚は100%成功へと導く。
予知能力とかいう感覚に近いもので、この先どうなるかがわかる感覚のことだ。
ゾーンともいえるこの感覚はアスリートのみならず
どの分野でも積み重ねた経験にもとづき養われる。
私も野球において
タイミング微妙な時でも「これは走っても必ずセーフになる」
「これは確実に刺せる」という一瞬のひらめきが襲ってくることが若いころあった。
これに従いプレーをすれば100%その通りの結果になったものだ。
「この球はヒットにできる」とか「打てない気がしない」とか。
江川は高校で一度、大学で一度、プロで一度、手から離れたと同時にミットに収まる感覚があったと言う。
絶対に打たれない感覚だ。
掛布は連続ヒットをしているとき、野手の間が開いていくように見え、
そこへ打てばいいんだとわかったと言う。
川上はボールが止まっていると表現した。
ランナーズハイを体験したランナーは苦しい中でもいつまでも走っていられる感覚に陥る。
有能な経営者はアイディアを大事にし、ひらめいたことをすぐに実践に移す行動をとる。
弁の立つ芸人は、寝ながらでもしゃべっていることがあるとのこと。
経験から来る、ひらめきを育てる、または身に着けることが一流だということか。
水泳の話から離れてしまった。