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思い出甲子園XVII

私の思い出甲子園17回目。

 

ついに私と同世代の甲子園が終わった。

 

その後も甲子園はおもしろいドラマを生み出した。

たとえば

超高校級スラッガー福留の登場、

松坂の登場とPLとの死闘、

ハンカチ斉藤擁する早実の全国制覇、

佐賀北のがばい旋風。

 

ここまでは前回の内容。

 

 

私が高校野球を観だしてから初の西東京代表の全国制覇。

 

私が属していた西東京から日大三高が全国制覇したのが平成13年のこと。

エースがオリックス・近藤 2番手千葉も近鉄へ。

その他、打ちまくった野手陣の多くもプロから指名された。

 

 

帝京と智弁和歌山の点の取り合い。

 

伝説の1戦としてよく話題になるが、最後、ピッチャーがいなくなり、

締まらない試合になったことで起きた乱打戦で、質としては高いものではない。

 

 

甲子園史上最高の投手ダルビッシュと菊池。

 

 

私が甲子園を見てきて、最高の投手はこの二人だ。

ダルビッシュはドラフト競合しないという程度の評価だったが、

相当な逸材だと思っていた。プロに行ってからはその通りの活躍だ。

すばらしいフォームと速球をもつ菊池は、もうひとつ大投手になりきれていない。

 

 

興南高校の春夏連覇。

 

春夏連覇をするようなチームは大型のチームでスター選手が数いるもの。

PLも横浜ものちにその時のメンバーからプロ野球選手を4人、5人と輩出している。

大阪桐蔭も藤浪と森というドラフト1位が二人もいる。

しかし、興南高校は、この時のメンバーでプロ野球選手は居ない。

春夏連覇したチームで力でねじ伏せたという印象がないのは、興南高校くらいだ。

興南高校はリードされてもけっして、あわてず自分たちのすべきことを落ち着いて遂行し、

確実にチャンスをものにし勝ちに結びつけた。

この時のメンバーの多くが、2年生からレギュラーとして

大きな試合を経験していたことがこの偉業の最大の要因と思う。

体も小さいのに沖縄という土地で鍛え抜かれ、

戦い方は王者の風格という印象を受ける大好きなチームだった。

 

 

 

松井の全国での22奪三振。

 

神奈川予選から注目していた2年生左腕・松井。

横浜高校を抑え、桐蔭学園を抑え全国へ。

全国では無名といっていい桐光学園を一躍有名にする22奪三振。

スライダーというには曲りの大きな球に、

おもしろいようにバットが回るものだ。プロでも1流のボールだ。

 

 

と私の下の世代でも印象に残る甲子園大会は多くある。

これからも、この高校生だからこそ起こる大会は楽しみであるのだが、

そろそろこの大会も変革の必要に迫られているようだ。

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