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根尾,小園,藤原の高校生で1位は11球団が指名

重複高校生は1人か2人がせいぜいのところ。

それが今年は3人でしかも、11球団というのは記憶にない。

最初の3チームに藤原が続いたので意外な幕開けであり、これは12球団高校生指名もあり得るか

と思い、ドキドキした。

去年は清宮が7、中村2で9チームだった。

1球団以外、高校生の名前が並んだことになる。しかもその中に吉田がいないのだからおもしろい。

 

高校生は、やはり甲子園という世間に幅広く知られる100年にも及ぶ伝統ドラマがあるので

そこで活躍した選手はスター候補になりうる。大学生や社会人の大人を指名するより

ファンは注目し、応援したくなるからプロ側もそういう選手を育て、ファンを引き付け増やしたい。

 

1位抽選が終わった時点で、4人しか決まっていなかった。しかも高校生は3人が野手。

ということは、ピッチャーがいっぱい残っているということになる。

大学生や社会人の即戦力ピッチャーがたくさん残っていることになり、

しかも、高校生では吉田が残っている。

ピッチャーを獲得できるのなら1位抽選外してもショックは少ない。

むしろ、どうなるかわからない高校生野手よりも、大学生ピッチャーが獲得できれば

結果としてはいいという評価もできる。

と思ったら、ハズレ1位に辰巳が4球団競合、オリックスが天理の太田と5チームが野手を指名した。

ロッテ佐々木がハズレ5球団指名というのがあったが、ハズレでそれだけ重複するのなら、

その前に一本釣りできたじゃないという感想をもつ。

それでも、評価が高く、どうしても欲しい高校生が3人いたという見方もできる。

終わってみれば、1位はピッチャーが6チームという結果になった。

 

ところで、藤原を引き当てた井口監督はかなり大きなガッツポーズを見せた。

高校生野手獲得に監督はそんなにうれしいものなのだろうか。

というのも、高校生野手が戦力になるのはずっと先の事だ。

その頃は、もう監督をやっていない可能性がある。他のチームで監督でもしていたら、強敵になってしまう。

監督としては即戦力が欲しいと思うのが普通だろう。

しかも井口はロッテの生粋じゃないからチームへの思い入れにも一筋だった人よりは薄いと思うのだが。

 

それにしても、やっぱりドキドキするものだ。

観ている者はアチラ側の人で、関係ないとさえ言えるのに、1位指名と競合の数、そして抽選の

瞬間はドキドキする。

この場の雰囲気とそれまでのマスコミによる煽りで盛り上がってしまったからというのもあるが、

このドキドキドラマは、矛盾をはらみながらもやめられないわなあ。

それについては明日へ。

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