MLB中継でアナウンサーが叫ぶ「グッバイベースボール!」
だからサヨナラホームランの時かと思いきやそうでもなく、
試合中盤でもこの言い方をするから、日本人の感覚で中継を観ているとややこしい。
チーム専属アナウンサーが地元チームに貴重なホームランが出たとき、こう叫ぶのか。
ややこしかったで思い出されるのが、原のルーキーイヤーでのサヨナラホームラン。
阪神・山本和行から放ち、実況が「サヨナラ、サヨナラ」と叫ぶ。
その前に、原は大洋・遠藤からプロ入り初のサヨナラホームランを放ち、(遠藤は東海大の先輩)
ONが去った巨人に新スターが誕生したと確信したファンがグラウンドへ流れ込んだということがあった。
スタンドから興奮したおやじが入り込みホームベース付近で原と握手をかわす。
ONの幻影を追い続ける多くのおやじたちに、
待望のスターが誕生する予感をさせる劇的ホームランだった。
この時に聞いた「サヨナラホームラン!」に、
「え?さよなら?原はもうやめちゃうの?」と理解できないことがあった。
「サヨナラ、サヨナラ」と言いながら実況は興奮、グラウンドは歓喜。
お別れがこんなに嬉しいわけがないから、その言葉の意味とともに混乱した。
サヨナラホームラン、つまり、ゲームをそのプレーにて完結させ、勝敗が決まるホームランの事。