初日、松井が始球式に登場することが決まっている中、
オープニングゲームを引き当てたのが星稜。
当然、抽選では意識していたに違いない。
49番目の星稜に周ってきたとき、まだその席は空いていた。
「これは。まさか。」と思ったろう。
引き当てた瞬間は震えたという監督は、松井の1個下の後輩であり、一緒に甲子園の土を踏んでいる。
それが、四半世紀の時を経て、また甲子園の舞台で同じ時間を共有する。
いいドラマだ。
しかも、松井と現監督が甲子園で三遊間を組んでいた時も、
センバツで星稜はオープニングゲームで登場した。
星稜が先攻をとれば、ピッチャー松井対星稜1番打者という図式になる。
後攻なら、ピッチャー松井のバックを後輩たちが守るという形になる。
どちらでも絵になる。
星稜としては本来、後攻で試合を進めたいらしい。
しかし、松井登場となると、どちらがいいか考えるだろう。
やっぱり、松井が後輩の打者へ投じる方が、いいかな。
となると先攻を選択しなければいけなくなる。
まあ、じゃんけん次第だから、ここでも運が決めるのだが。
松井にはぜひ、星稜のユニフォームで登場してほしい。
そうなれば、公の前での星稜ユニフォーム姿はきっと、あの5打席連続敬遠以来となるだろう。
悔しさ一杯の表情を最後に脱いだ26年前、今度は笑顔でお披露目してくれることになる。
あっ、ちがった。国体で通算60号打ってたっけ。