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優勝チームからわざわざ弱いチームへ移籍するFA選手 売れる時に高く売ろう

キャンプが始まったばかりのプロ野球。

この時期、話題になるのは移籍組と新戦力。

昨年の優勝チームの広島から丸が巨人へ、西武から浅村が楽天へ。

 

優勝チームの主力だった彼らが、生え抜きとして強くなってきたチームを去るのはどういう心境

なのだろう。

優勝チームにいながら弱いチームへ移籍する理由は何だろう。

弱いチームを強くしたいという意識はまずなかろう。

 

選手の口からよく聞かれることは、FAを取得し宣言、他の球団の自分への評価を聞いてみたいというもの。

そして、その中で誠意のある回答をしてくれたチームの力になりたいと移籍する。

体のいい常套句であり、大きい理由は金ということになろう。

誠意というのだって結局は金のことだ。

 

それから、よく耳にするのは心機一転や可能性を求めてということば。

同じチームに長く居ると飽きは確実にくるだろう。

新しい刺激を求めて外へ出たいという気持ちはわかる。

同じ球団でいやな面が見えることもあろう、いやな人間関係もあるかもしれない。

可能性を求めてとは心機一転と同じ意味だろう。

 

金という条件が一番移籍の理由になるだろうが、

それに付随する形で、中には今が売り時との判断があると思われる。

脂の乗り切った時、優勝チームのレギュラーとしてファンの印象の強い時が

交渉有利に運べ、最も有利な条件を引き出せる。

 

そして、今が最も脂が乗り切っているので、これからは下降線をたどる可能性が高い。

そうなれば今売ろうという気になるのは当然だ。

これからも成長が見込めると思うのならば、慣れ親しんだ場所で、もうちょっと実力を

伸ばした方が、やりやすいと思われる。

 

また、そろそろやばい立場ということも薄々感じているというのもあろう。

近い将来、その身が危うくなる。だから今の内高く売ろう。と。

キャリアハイを記録したからと言って、プロはどんどん次の世代が台頭してくる。

輝く瞬間は一瞬なので、すでに下からの突き上げを感じているかもしれない。

傍から見れば、レギュラーとしてクリーンアップを張っているお前は安泰だろうと感じるかもしれないが、

プロはもっとギリギリのところで勝負している。ひっくり返されるのはあっという間だ。

しかも、いつケガに見舞われるかもわからない。

一瞬にして立場はひっくり返る。

 

まして、セールスポイントが打つことくらいしかない選手は、ハイセンスな選手を脅威に感じる

はずだ。

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