毎日野球コラム - 野球コラムサイト -

球界の風雲児

阪神の球団社長が引責辞任をした。

理由はウィルス感染者を出した管理責任をとるというものだった。

辞任理由はその管理不足に対する責任だけではないとしているそうで、

阪神グルーフ゜の人事異動の一環でもあるようだ。

阪神は今季で藤川が引退を表明している。

また、オフには粛清の嵐となるかもと噂されている。

阪神はチーム改革期か。

 

人事異動ということだが、阪神グルーフ゜の主幹事業は電鉄だ。

阪神電鉄は幕末の風雲児と言われる河井継之助の教えを受けた外山脩造が初代社長。

河井継之助が、これからは商人の時代、と脩造のために福澤諭吉へと添書をし、

外山脩造はそこから初代阪神電鉄の社長に就き、アサヒビールの創業にも携わった。

その外山脩造の幼名が寅太だったことから阪神タイガースの名前の由来にもなったとされている。

 

この球団の名前だが、全てのチームが外国語を用いている。

南海と阪急という歴史のある球団が身売りして南海ホークスがダイエーホークス、

阪急ブレーブスがオリックスブレーブスとなったのが30数年ほど前。

その後、ダイエーはソフトバンクへと変わり、オリックスはブレーブスからブルーウェーブ、

そして、近鉄を呑み込んで、今はオリックスバッファローズとなった。

 

近鉄という、これまた歴史のあるチームの形見を残そうと無理矢理バッファーローズを

当て込んだ感が満載のチーム名となった。

だから、名前に意味はないということになろう。

昨日まで青波という呼称の選手たちが、いきなり猛牛軍団に様変わりするのだから。

選手たちのプレースタイルは変わらないのに、呼称が変わるわけだ。

選手たちをイメージした呼称ではないということになる。

 

南海がダイエーへ身売りした時、門田は福岡移住を拒否した。

それまで、南海一筋で不惑となっていた門田は、福岡は遠い、今更離れられない、と

トレードを申し入れた。

そして、同じ関西のオリックスへと移った。

しかし、その数年後、ダイエーへ移籍した。なんじゃそりゃ。

家庭環境が変わったとか。

 

プロはチームにあまり愛着はない。そして、そのチームのイメージから自分のプレースタイルを選択したり、

その戦い方に自分のプレーが合っているからチームを選んだり、ということは少いからだ。

対して愛称はチームのイメージからつくことは多い。

イメージからついた愛称と言えば、野武士軍団だ。

いてまえ打線やマシンガン打線もイメージからくる愛称。

巨人や猛虎、猛牛、勇者は球団名からついたあだ名となる。オレ竜も。

 

名前を付けたものの、その名に見合うチーム作りを目指しているとも思えない。

最近のチームである楽天はイーグルスだが、どこがどうイーグルなのだろう。

 

ところで広島は何でカープって名前にしたのか?

昔からあるチームだからカープでも変に思わないが、冷静に考えたら鯉って戦う集団じゃない。

名前をつけるとき、何でカープを採用したか?

「カープ?、は?、いやだよそんなの。」ってなりそうなものだ。

 

広島市を流れる太田川が鯉の産地であり、広島城が鯉城と呼ばれていたことが由来の一因になっているそうだから、

むしろ地元を表すにわかりやすい名前となり、応援したくなるのだろう。

野球情報メールマガジン

https://twitter.com/yakyucolumn

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

傑作コラム

TOP