プロは試合中、グラウンドでもめ事が起きると全員が出てくる。
最も多いケースはデッドボールの場合だろう。
1人の選手が怒っていると全員が出てくるのは、決まりだと言われる。
出て来ない場合は罰金が科されるそうだ。
罰金を科す理由は、おそらく罰を設けておかないと出て来ない奴もいて、
場合によってはほとんど出て来ないという場合が起こり、相手に数で圧倒されてしまうかもしれない。
だが、これはケンカに勝つためではない。
本職の野球以外のところで余計な体力を使って、ケガをしないためだ。
ケンカに勝つためではなく、ケンカを収めるための処置だ。
理由はこの、みんなで出て行けば収まるということと、さらには怒った選手をかばう意味がある。
怒った選手は相手に向かって行っては、あとはケンカするしか方法がなくなる。
たとえ手をあげなくても口論をしなければいけなくなるし、暴力沙汰になれば
相手にケガをさせる場合もあるし、手負いの身となりかねない。
だから、怒った選手を慮り、みんなで援護に飛び出すのだ。放っておいたら立場がなくなる。
ケンカというものは誰か介入して仲裁してくれないと、おさまりがつかないものだ。
第三者が入ると、一気に冷めるということがある。
乱闘のイメージが強い番長・清原も実際に相手を殴ったことはない。
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