高校時代、名門のエースとして甲子園に出場し、プロでは野手となった選手は数多い。
もともと、プロ野球選手になるくらいの人はハイセンスだから何でもできるわけだ。
幼少期から数えれば、一度も登板経験がないプロ野球選手など、おそらくいないだろう。
村田は甲子園のマウンドに上がり、松坂に敗れ、プロでは4番を打ちホームラン王になっている。
イチローも由伸も高校時代は甲子園のマウンドに上がっている。
イチローが甲子園に登板した時の相手が松商学園の上田。
上田は当時、高校NO.1と言われる程のピッチャーで日ハムから1位指名されている。
その上田もプロでは野手に転向した。
71回夏の甲子園のベスト4は帝京、仙台育英、尽誠学園、秋田経法大付だった。
帝京のエースが吉岡、仙台育英が大越、尽誠学園が宮地、秋田経法大付は1年生の中川の登板が多かった。
この4人は全員プロ入りし、3年生エースだった吉岡、大越、宮地はプロ入り後、野手に転向している。
元ピッチャーの野手ということで、真っ先に思い出すのは誰だろう。
やはり、そこは王だろう。
甲子園優勝ピッチャーでありながら、プロでは打撃を生かすべく野手へ転向した。
左投げだからピッチャーとして重宝されそうだし、野手ではファーストと外野しか選択がないので
ピッチャーとしての能力を伸ばそうと思いそうなものだが、それ以上に打撃に魅力があったのだろう。
ただ、王はプロでの登板がない。
では、プロで登板してから野手転向し、実績があるのは誰だろう。
畠山は甲子園優勝投手でドラフト1位、プロでも勝利をあげているが、その後、野手へ転向し、
長打力のある主軸として活躍したシース゛ンがある。
高井は高校NO.1ピッチャーとしてドラフト1位、数年活躍するが、野手へ転向、
ヤクルトのレギュラーを掴み、1億円プレーヤー、日本代表にまでなった。
東北高校の2年後輩のダルビッシュは尊敬する選手にいじっているのか、高井をあげている頃があった。
プロでピッチャーとして登板経験があり、2000本安打を達成しているのが、石井、柴田、川上だ。
石井はプロで1勝を挙げているが、甲子園での勝利経験がない。
柴田は甲子園夏春の優勝経験があるが、プロでの勝利経験がない。
甲子園で勝ち、プロでも勝利、打者として2000本の川上が一番の実績と言えるか。
しかし何と言っても一番は大谷となるか。両方やっちゃてるから。
ただ、大谷は初めの頃は外野をやっていたが、ほとんど守った経験はない。
野手転向ではなく、ピッチャーと打者の兼任だ。
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