ワールドカップでよく聞かれる、「ワールドクラスのプレー」。
ワールドカップなのだからワールドクラスに決まっている。
ワールドカップで見られるプレーは全てワールドクラスだ。
たとえ凡庸なプレーでもワールドクラスだ。
ワールドクラスなんて言うのは日本だけか。
これは劣等感があるからだろう。
日頃からトップレベルのプレーを見ていれば、いちいちこの表現は使うまい。
ワールドクラスというのは、そうでないレベルで見られたプレーに対して使う言い方だ。
日本でダイレクトボレーやロングスルーパス、オーバーヘッドが見られたら、それが“ワールドクラス”となる。
それは日本が世界から見たら劣っているからだ。
野球ではよく超高校級の選手が登場する。
高校野球はレベルの差が激しいものの、その中でも飛び抜けた存在が各世代1人くらいは出てくる。
この場合の超高校級とはすでに高校レベルで野球をやっていては次元が違うので
上のレベルに相応しい実力者を言う。
上のレベルとは大学野球、社会人野球となるのだが、この言葉を使う時、イメージするのはプロの世界だ。
今すぐにプロの世界に行って、もまれればスターになる素材を言う。