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研究を重ねた執念、ぶっ倒す気迫、見たか咆哮 因縁の高校野球神奈川大会

スターとなった松井を横浜高校は絶対に許さなかった。

2022-6-23 お前だけは絶対に許さない 因縁とプライドが交錯する高校野球神奈川大会

 

2年生の松井に敗れた横浜高校は松井攻略に研究を重ねた。

そして、一年の時を経て準々決勝で相まみえた両雄。

雪辱を期す横浜高校の気迫はすさまじかった。

 

この時の横浜高校のメンバーはレギュラーに8人が2年生という布陣で、3年生のレギュラーは

キャプテンの一人だった。

前年2年生だった松井に敗れた横浜が2年生主体のチームで3年生になった松井を倒しに来たのだ。

 

打倒・松井に研究を重ねた横浜は2本のホームランを含む4得点で松井を破り、

その勢いで甲子園出場を決めた。

この時の2本のホームランを打ったのが、日ハムの浅間と高濱だ。

この時、浅間はホームランを打つと塁を回りながら大いなる咆哮を見せた。

そしてベンチの全員が得点のたびに抱き合い大声を張り上げる。

最後の打球がレフトのグラブに収まるとレフトはグラブを地面にたたきつけ、ベンチからは

選手が飛び出し、現・阪神の伊藤に抱きついた。

優勝を決めたかのような喜び方で、甲子園出場よりも全国制覇よりも大願だった、

打倒・松井を成し遂げた瞬間だ。

打倒・松井に燃やした執念を成就させた瞬間だ。

 

さらにこの因縁は翌年にもつづく。

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