思い切って続けているダービーの話題。

・なにがなんでも獲ってやる2002

この年、もっとも評価の高かったタニノギムレット。

皐月賞で3着に敗れ、NHK杯にも出走も3着。

陣営は、なにがなんでもG1戴冠を目論み、強行ローテでダービーを獲りに来た。

大外ぶん回して豪快に、強引に、最強を証明した。武豊ダービー３勝目。

前年から許された丸外の出走により、2着に入ったシンボリクリスエス。

地味なイメージがあるが、天皇賞連覇と有馬記念連覇という偉業を成し遂げている。

・最強の血の証明2003

雨の影響で芝が重かったこの年。

重い馬場が不安視されたネオユニバースが、渋った内側を嫌い、外に持ち出し抜け出して2冠達成。

スマートなイメージだったこの馬が力強く抜け出したので陣営も驚いたとか。

SS産駒のワンツーで3着もダンスインザダークの仔と

今も続くサンデーサイレンス血統の強さを証明した。

２年連続で遠ざかっていたこのタイトルをこの年は一気に、

３着まで獲ってみせたサンデーサイレンスの面目躍如。

・大王降臨2004

この年はじめて丸外ダービー馬が誕生した。

外国産馬がクラシックに出られなかった頃、丸外の強い馬が多く集まるため

丸外ダービーと呼ばれていたのがニュージーランドトロフィー。

これがＮＨＫマイルカップと名を変え、Ｇ１に格上げされ、マイル適正がある馬などが

このＮＨＫマイルカップを目標にすることが多くなってきた。

この年のダービー馬キングカメハメハはＮＨＫマイルカップとダービーを制し、変則2冠を達成した。

強烈なインパクトを残したキングカメハメハは、

種牡馬としてもリーディングサイヤーになるほどの実力の持ち主なのでその走りをもう少し見てみたかった。

キングカメハメハはＳＳの血が入っていないためＳＳの血を引く牝馬と配合できるので人気があるそうだ。

思い出のダービー。

今週はダービーウィーク。