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人類最速を決めるⅡ

人類最速という表現に100Mがふさわしいのか。

ということで前回からのつづき。

 

2014年8月21日

 

100Mが陸上の華とされ

この距離の世界王者に最速の称号が贈られる。

 

しかし、人間が止まった状態から走りだし

最高速度に達するのは40~60Mとかいわれる。

そしてその後は減速する。

 

ということはスタートから100Mのタイムより

スタートから130Mを走り、30M~130Mの間の100Mを計るのが

一番速くなるのではという理屈になる。

 

25~125かも知れないが、とにかく100Mの最高タイムを知りたければ

スタートから100Mではないということだ。

 

100Mという数字で最高を競うのであれば、

人それぞれで20M地点からとか30M地点から加速した状態で

100Mを計るのが一番速いということになる。

 

しかし、これではレースとしての面白みがない。

助走距離がそれぞれ人によって違うことになるので

1番にゴールした者が優勝とは限らなくなる。

 

箱根駅伝は2日間で行われ繰り上げスタートがあるため

往路の順位は到達通りだが、復路は到達通りが順位とは限らない。

 

総合優勝もありうるのではないか。

 

往路優勝チームから別のチームが15分後にゴールしたとして

10分遅れると繰り上げスタートとしたら10分後にスタートして逆転して

一番のゴールテープを切っても総合優勝とは限らなくなるわけだ。

 

100Mの人間の最高スピードを競うとしたら、

上記のようになるのだろうが、

別に人類最速の称号は100Mにこだわる必要もなければ

最高スピードである必要もないわけだ。

 

レースとして、スポーツとしての興味がなければいけないわけ。

 

そのため100Mという

見た目に大差がつかず、

逆転もあり、

スピード感が伝わり、

10進法で区切りのいい、

という条件の距離が採用されているように思う。

 

200Mだと

終盤のスピード感がなくなり、

大差も付きやすく、

後半の逆転が起こりにくい距離なので華がなくなり採用されない。

 

しかし、100Mという数字で最高タイムを知りたかったら

200M走の中のどこかの100Mを区切って見たときの方が良いタイムが

出ていることとなり、9秒前半のタイムが出ていたりするのだ。

 

だから人類最速を決める距離は130Mくらいがいいと結論付けよう。

 

科学で分析すればすぐわかることだけど。

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