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盗塁の技術Ⅲ

昨日のつづき

 

その新球団・西武が埼玉に来たおかげで、

プロの野球を間近で見られることになったのだが、

ある阪急との一戦を観戦に訪れたとき、

3塁走者に福本というシーンがあった。

そして西武のセンターは強肩、強打のテリー。

 

センターにフライが上がり、テリーは定位置より下がった。

当然、犠牲フライと思った次の瞬間、テリーがものすごいバックホームを

してきた。

 

福本は、テリーの強肩を警戒してスタートすら切らなかった。

 

定位置より深い位置で捕球したにもかかわらず、

世界の盗塁王・福本を

スタートすら切らせなかったテリーの肩に驚愕し、

プロのすごさに感動した最初の出来事であった。

 

福本がらみでおもしろいのが、

1・2塁間に挟まれた福本がランダウンプレーで

1塁手・田淵に追いつかれてタッチアウトになるシーンも覚えている。

 

俊足・福本が、

鈍足の代表のような田淵にでさえ、

挟まれれば逃げ切れないのだと野球の理のひとつをこのプレーで

学んだことをよく覚えている。

 

盗塁から脱線しまくった。

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