毎日野球コラム - 野球コラムサイト -

盗塁の技術Ⅳ

盗塁の技術にある3つの要素のうち2つ目の走力について。

 

プロの盗塁数が多い選手は2盗の場合、11歩か12歩で走る。

 

私が子供の頃、盗塁王の”青い稲妻”・松本は11歩。

世界の盗塁王・福本は12歩。

 

イチロー11歩、鈴木尚11歩。

松井、赤星、本多、大島、聖沢、西川は12歩。

体が小さいにもかかわらず荻野は11歩で走る。

 

10歩の場合もある。

外国人などは最後ヘッドスライディングする場合は

10歩の選手もいる。

 

この11歩や12歩が自分に合う形、最短になるようまとめていくことになる。

歩数を、できれば少なくしたいところだが、それより

塁間を最も短い時間で移動するには、を考える。

 

だから

大股で11歩にするより、歩数を増やして12歩でスピードが出ることを

選択することもあるのだ。

 

また、1つ目の要素、スタートと3つ目の要素、スライディングとの

兼ね合いもある。

 

スライディングについては次回以降にするので

スタートとの兼ね合いについては、

つまり、リードの独自の取り方との兼ね合いだ。

 

スタートにもそれぞれのスタイルがある。

 

本多のように完全に芝生まで出るスタイルや、片足だけのスタイル。

松井のようにリードをあまりとらないスタイル。

 

これは、

その選手にとってスタートが切りやすかったり、牽制に刺されにくい

リードだ。

 

リードをあまりとらず、

いつでも戻れるようにして、牽制をあまり気にしない。

その分、走力でスピードに乗って盗塁をするタイプなど

いろいろなタイプがある。

 

これにより塁間の歩数も多くなったり、少なくなったりするわけだ。

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

傑作コラム

TOP