毎日野球コラム - 野球コラムサイト -

格下チームへの教訓Ⅱ

昨日のつづきで

神奈川のベスト8に初めて進んだある学校が、

名門校相手にやってはいけない試合運びとは。

 

リードされた展開で

3塁にランナーを置き、

ワイルドピッチに一瞬躊躇してからスタートを切って本塁憤死。

 

これは、一瞬の判断ミスだ。

思い切ってスタートを切れるプレーだった。

こういう一瞬の判断で、相手がくれたチャンスで1点をものにしていく意識をチームでもつことだ。

 

キャッチャーとファーストの真ん中あたりに飛んだファールフライをぶつかって落球した。

 

結果、失点にはつながらなかったが、よしとしている場合ではない。

結果オーライで7試合も8試合も勝ち続けることはできない。

 

このフライ、

キャッチャーは向こうを向いて(外野の方を向いて)捕りに行っていた。

向こう向きでなければ、捕れないフライは、もうあきらめて、

野手に任すという決まりをつくる基本ができていないということ。

 

フライを捕る人間は、基本バックネットを向いて捕るのだ。

そうすれば、打球は自分の方に向かってきてくれる。

 

外野の方を向いて捕らなければいけない打球は、

もともと追いつくのが困難な打球ということになる。

しかも遠ざかっていく。

この瞬間、内野に任せればいいのだ。

そうすれば、激突もなければ、楽に捕れる。

 

練習試合でもこういうケースがあるだろう。

 

そのたびに、課題を見過ごさず、

ミスを教訓につぶしていき、チャンスに替えていく。

 

ワンアウト2,3塁2点ビハインドの場面で

相手は1点やってもいい定位置に内野手は構えた。

転がせば1点入るというこの状況で、

浅い外野フライを上げてしまい、この回はそれ以降無得点だった。

 

強いゴロを打って、

間を抜けなくとも1点をとるというバッティングを

しなければいけない場面だった。

 

こういったことの積み重ねなのだ。

強豪といえどミスをしてくれる。

 

その相手のミスにつけ入ること。

基本のプレーは確実にこなし、9回トータルで1点多くとることだ。

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

傑作コラム

TOP