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タッチ タッチ そこだとカラタッチ

前回は追いタッチを説明した。

今日は空タッチだ。

 

追いタッチを説明した昨日、このようなことを記した。

 

タッチする側からすると

ランナーは必ずベースを目標としているので

ボールを持ったグラブ(時に素手)をベースへ置くように

あるいはベースへ叩くようにタッチすればそこへ自然とランナーの

足か手が来るようになっている。

 

つまり、タッチはランナーが触塁する前に、

ランナーにボールを持ったグラブか素手で触ればアウトになるのだが、

ランナーに触りに行かなくとも

必ず目標とするベースへ近づくのを待ってランナーに触れればいいのだ。

追いかける必要はない。

 

ところが、緊迫した試合中、どうしても早くランナーにタッチして

アウトにしたいという心境からプロでもランナーを追いかけてしまう。

 

コリジョンルールが誕生したことにより

以前はブロックをする教育を受けてきたキャッチャーは、

走者をタッチするという行為に慣れていないためランナーを追いかけてしまう。

 

先日の小林のプレーが象徴的だった。

タイミングは完全にアウトであり、間に合っていないランナーはベースタッチを諦め、

キャッチャーのタッチをかわすことをまず選択した。

 

この時点では、アウトでもセーフでもなくインプレー中だ。

 

小林としては、ランナーにタッチに行かず、

ベースにミットを置いて待っていれば、アウトにできたにもかかわらず

あわててランナーにタッチに行ったためロペスにかわされてしまい

セーフとなった。

 

つまり

空タッチとは最初の小林が送球を受けタッチしに行ったにもかかわらず

ランナーに触っていない状態のことを言う。

 

他には、

タイミング微妙、送球も少し逸れたようなとき

審判の死角に入り、ランナーにタッチしていないにもかかわらず

タッチしたかのように見せ、アウトにするシーンがよくある。

 

この時、走者側のチームは

「空タッチだろ!」と抗議に移り、

守備側は、

「空タッチだったけど。アウトだ。エッヘッヘ。」

となる。

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