松田が復調してきた。最近では1番に座ることも多くなった。
練習から右中間方向へ飛ばしているそうだ。本人がひっぱり過ぎていたと考えていたのかもしれない。
打つ際、上げた左足をそのままスッと着地させず、少し内側にひねる動きが目立つようになった気がする。
これでタメができ、開きが抑えられる。そのため、球をひきつけることができる。
松田は体重移動しながら前で捉える打者だが、
引っ掛け傾向があった最近の打席を修正しようと手を加えたのではないか。
6月ヒット量産のソフトバンク・今宮。
高校時代はピッチャーとして速球を投げ、打者としてはホームラン量産した身体能力。
小さい体ながらこれを可能としたのが高い身体能力、バネ。
今宮は打つ際に、伸び上がる癖があるそう。
たしかにそうだ。
修正するために前へ行きながら打つ練習を繰り返している。
構えから足を上げ、前へ行きながら(体重移動しながら)そのまま、後の脚の右足が歩いて行くように
前へ踏み出していく。
突っ込みがちになるが、伸び上がるよりは前へ行ってしまえ。と歩くように打つとのことだ。
本人は、テニスのように足を揃えるイメージだと言っているそう。
中日・荒木が見抜いた“とがった口” 相手の野球人生をも左右する洞察力
河内は、今年から広報に転身したのか。
河内は、国学院久我山高校で夏の西東京大会決勝敗退後、ドラフト1位で広島に入団した。
現役生活は、16年にも及ぶ。
1軍と2軍を行ったり来たりしながら、サイドスローにしたり怪我に悩まされた。
1軍で定着できなかったにもかかわらず16年も広島一筋だったのは、
その能力の高さゆえ、チームもいつか、いつかと期待していたのだろう。
高校時代からきれいで豪快なフォームを操り、速球を投げ込む本格派だった。
そして、体の強さを感じさせる投球フォームとそこから繰り出される力のある球だった。
東京都の高卒ドラフト1位ピッチャーは過去6人いるが、河内が最も新しいピッチャーだ。
甲子園出場経験のない高校生の1位競合は江夏以来33年ぶりというプロ垂涎の才能だったのだ。