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ホームラン量産時代へ ホームランは野球の華か

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今夏の甲子園ではホームランに関する記録がいくつか更新された。

大会中の総ホームラン数が更新され、中村が、ひと大会6ホーマー、

1試合2本のホームランを打った打者が、7人、8試合にものぼった。

1試合で2本の満塁ホームランが出たり、代打満塁ホームランが飛び出したなんてこともあった。

 

原因として飛ぶボールが噂されることもあった。これは、よくわからないが、

見た目でわかることは、ピッチャーの力量が弱かったこと。

明らかなことは、バットの性能がどんどん良くなっていること。

 

そして、体が大きくなったと言われる。

しかし、ひと昔前に甲子園に出るような高校生のトップレベルの選手も大きかった。

ことさら、今の選手が大きいという印象は受けない。

ホームラン記録を作った中村より、かつてのホームランバッターの清原、松井、中田らの方が大きいし、

清宮も前述のホームランバッターと比べて大きいというわけではない。

ただ、プロの選手の体は、昔の選手よりかなり大きくなった。

 

体の大きさというより、体格だったり、体力だろう。

科学的なトレーニングが広く知られ、

栄養摂取法の知識が広まり、野球に有効な体を獲得する動きが広まった。

 

体が単純に大きくなったのではなく、野球に有効な体格、体力が向上し、

下半身の強さの重要視は俄然高く、ますます高くなる。

と同時に上半身も鍛えるから、ごつい体で野球をするようになった。

 

バットの性能が格段に上がり、バッティングはジャストミートするだけでなく、飛ばし方の教材が

多く流布されている。

 

これに対するピッチャーの工夫は、こちらも体を大きくして速い球を投げながら多種な変化球が浸透し、

そして動かすボールという概念が生まれ、アイディアを捻出している。

 

球速が出る方法、出る球を使用することで目にも止まらないスピードボール時代へ向かう。

すると、打者は見えた時、あるいは振ったところに球が来た時に

バットに当たればホームランという野球へと変貌する可能性がある。

つまりは野球ではなく個人の打つか、三振かというだけになりかねない。

 

フルスイングしてあとは、当たるか当たらないか、うまく飛んでいくか飛んでいかないかの

ばくち野球だ。

打てたのなら、うまくいった。ダメなら、あーだめだったか、また次はうまくいくかな。という思考。

全然面白くない。

 

分析し、机上の計算を現実に施し、その戦略がハマり、頭で考えたことが体を使うスポーツに適用され、

その通りとなることに野球の面白さがある。

ばくちの野球など面白くもない。

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