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ランナー1,2塁でのバントは難しい

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先日の日本 VS韓国。ノーアウト1,2塁で甲斐がバント失敗し、ゲッツーという場面があった。

1,2塁でバントは難しい。

 

それは、フォースプレーであるからだ。

守る側からすればタッチプレーの場合より時間に余裕を持ってプレーができる。

逆に攻撃側からすれば相手に余裕を与えてしまうということは、難しいということになる。

バントしてフィールドに打球が転がっている時間を長くしなければならなくなる。

 

フォースプレーだと塁が埋まっているということであり、ファーストはベースにつかない。

ランナーが1,2塁の時は、ファーストはベースについてけん制に備えたり、

ランナーを引きつける必要がなくなってくるのだ。

それは2塁にランナーがいることで、1塁ランナーは自由な走塁ができなくなるから。

ファーストは、ベースを空けても平気なわけだ。

塁が埋まっている状況では、前にランナーがいると、後ろのランナーの自由は制限される。

ランナーの自由が制限される一方、

守備側のファーストは1塁ランナーを気にする必要なく、自由に動くことができる。

 

すると、ファーストはランナーを気にせず、

打者に注視し、バントに備えて一気にチャージをかけてくることができる。

甲斐の失敗も韓国がシフトを敷き、ファーストがチャージをかけた結果だった。

甲斐としてはフォースプレーのため、打球が転がっている時間を長くしたいのに

ファーストに前に来られると、難しくなるわけだ。

 

バントシフトを敷き、 チャージをかけた時、

ファーストがゴロを捕って、3塁で刺すのと2塁で刺すのでは幾分距離が近い3塁の方が刺しやすい。

また、3塁は前へダッシュしながらその勢いを流したまま放ることができる。

2塁へ放るときは、前へダッシュし、後ろへ放ることになるのでストップをかけ、踏ん張ってから

投げなくてはならず、時間がかかる

 

打者からすればランナー1,2塁でのバントが難しいのは、フォースプレーであること、

ファーストが自由に動けること、3塁は投げやすいということにある。

これだけの条件が揃ってしまうと、打者にかかるプレッシャーは大きい。

 

そして、3進させるためのバントは3塁手に捕らせるというのが、セオリーだ。

この理由は次回。

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