毎日野球コラム - 野球コラムサイト -

ヒット量産、ホームランも固め打ち秋山 うしろ体重の提唱とは

www.facebook.com

https://twitter.com/yakyucolumn

WBCへ出場した日本代表組がシーズンに入ると、不調者多しと伝えられる。

シーズンに入り一か月以上が経ち、そろそろ頭角をあらわしてきた。

 

西武・秋山は、最近ヒット量産、ホームランも固め打ちし、打撃技術の高さをアピールしている。

秋山は過シーズン、打撃フォームを改善し、うしろに体重を残して引き付けることで

シーズン最多安打を記録したと話題になっていた。

 

 

最近の野球では、

このうしろに体重を残してなるべくひきつけ、ボールを見極める技術を良く耳にする。

ひところの体重移動つまり、一旦後ろ足に体重を乗せてから

軸をブラさずに前へ移動させて打ち、ボールを飛ばすという技術より多く聞かれる印象だ。

 

うしろ体重を提唱するゴジラ・松井。それに影響を受けた坂本。大リーグの

パワーヒッターを見て、これを良く言う青木。筒香や秋山といった一流打者も実践している。

 

うしろに体重を残して打つ打ち方は、技術的には難しくない。

体重を移動させて打つ打ち方の方がはるかに難しい。イチローのバッティングを

マネしないのはそういうことだ。

 

しかし、うしろに体重を残したまま打てるのはプロのあの体があるからだ。

未発達の少年や体の小さい人はこの打ち方だと、ジャストミートしてもヒットにならないことがある。

いわんやフェンス―オーバーなど。

 

プロの体をもってすれば、

両翼100メートル程度の設計である今のグラウンドや許されているバットの素材なら、

たとえミスショットでもフェンスオーバーできるのでこの打ち方を選択するのだ。

 

つまり、この打ち方が万人に共通する最高の技術ではないこということになる。

 

大リーグの体のでかい選手は下半身を鍛えない。

上半身の筋骨隆々に比べ、脚は長くスリムに見えることが多い。

体が大きく、脚が長いことがあり、細く見えるのかもしれないが下半身は華奢に見えるほどだ。

日本人は、昔から”野球選手はケツで買え”と言われたくらい下半身の充実度が名選手だ。

 

下半身を鍛えないのは、上半身のパワーに頼っても

100メートルそこそこを飛ばすくらいなら鍛える必要がないからだそうだ。

これが150メートルもあれば、下半身も鍛えるよということらしい。

 

力のない人にとっては後ろ体重でひっぱたく打ち方をマネしてもうまくいくとは限らない。

プロの技術は、参考にすべきであってもベストとは限らなく、すべてではない。

 

秋山の最近の好調を見て、感じたこの打撃理論を明日へつづけよう。

www.facebook.com

https://twitter.com/yakyucolumn

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

傑作コラム

TOP