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超一流にとって敵はケガ

大谷は、いわゆる二刀流ができることを証明したと言うより、

むしろあらためて無理を証明したと言える。

2024-4-17 大谷のキャリアの新たな一歩

 

故障せず、また今年以降も従来通りのプレースタイルを続けるとしたら

ピッチャーとしての能力発揮のために走塁には制限がかかる。守備にはつかない。

 

野球選手としての能力に制限がかかる。

走塁に制限なし、守備にもつくとなったら当然登板回数は減る。

ピッチャーを優先すれば、当然打者としてホームラン王はない。

ピッチャーをやらない今季は、どんな打棒を見せるか楽しみだし、今日の時点で

すでに盗塁4つだ。

 

大谷は打者としては超一流になった。

ピッチャーとして、そう認識している人は少ない。

本来能力発揮を期待されたのはピッチャーだったが、そちらではなく打撃の方でいち早く世界一になった。

 

大谷でさえ長いシーズンをフルに能力全開して他を圧倒するのは無理なのだから

両方をやることがその選手にとって良いこと、また、チームの勝利への貢献になること、については疑問がつき、

そしてさらにそれを続けて行くことは無理と判断できる。

 

もしくは超一流ではない兼任選手が誕生する。

シーンにおいてピースとなる兼任選手ならチームも重宝するだろう。

現に、ユーティリティプレーヤーは過去に何人もいた。

 

そういう選手ならつぶれても代えが効くし、一方がダメになれば、ダメになるのはピッチャーとしてだが、

野手専念に切り替えればいいだけだ。

 

超一流の能力を多方面で持ったがゆえに、その能力を使いきれなかったとも言え、

ピッチャー・大谷としての全開は見ることがない。

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