素人がプロのピッチャーの球を見て、速いなあとか、うわっ曲がるなとか、
感想を漏らしたとしても、こんなの打てないとは思わないケースは多い。
打てるか打てないかは目で判断するから。
目の良さ、それを動体視力というのかどうかわからないが、とにかく球筋を見切る視力は
プロだから必ず高いとは限らない。
素人でもプロ以上の視力を持つ人はいるかもしれない。
そこを確証できるとされているものはない。
また、見切ることは慣れだから、プロくらい多くその球に接する機会があれば、
驚きはなくなる。
打てるか打てないかは別問題であり、驚くかどうかだけなら、慣れればそんな球はなくなる。
そういう素人がプロになれないのは、プロの球筋について行けないのではなく、
体力がないことと、技術が追いつかないことからだ。
球を見極める力かどうかでないことが多い。
体力があり、技術もある人がプロで通用しないのなら、それは見極める力がなく、
感性が足りないということになろう。
とは言っても、それでもやっぱりプロのピッチャーの球は打てない。
その大きい理由は、バッティングはそもそも失敗の確率が高くできているということ。
月曜日へ。
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