動きながら捕った時、スローイングするに壁を作りたいからジャンプするのだが、
踏ん張るよりジャンピングスローの方が楽だからだ。
踏ん張って投げたり、捕球してすぐ投げたりするのに
体力や技術や能力がないからジャンピングスローを選択する。
だから、特に日本人の運動能力で言えば、
球際の処理にジャンピングスローを選択したくなる体が大きい選手より
送球するには短足の選手がいい。
やっぱり重心が低くなる方がプレーはスムーズになる。
よくジャンピングスローを選択する坂本は下手ということになる。
サッカーでも転がるボールの扱いは背の低い選手がうまい。
マラドーナやメッシは背が低く、短足だ。
転がるボールを扱うには重心が低くなるための短足がいいのだ。
そしてバネのある肉体の持ち主は俊敏な動きを要求される野手には重宝される。
日本人でバネが伴う体というのは小さい体の人が多い。
野球選手でバネのある大型の選手というと、秋山幸二と糸井くらいだろう。
どちらもプロ野球選手でさえスーパーマンという評価をするくらい希少なタイプだ。
ジャンピングスローより踏ん張ってのスロー、
捕ってすぐのスローができることの方がアウトにできる。
ジャンピングスローは華やかに見え、
一生懸命やってのプレーだからそれでアウトにできなければ
仕方がないという印象を観る側に与える。
しかし、ジャンピングスローは無駄が多い。
実は、地道に踏ん張ってのスローや捕ってすぐのスローの方がかかる時間は短い。
次回へ。
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