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自分の得意なコースだけを打つ あとはごめんなさい

逆方向に場外まで飛ばすホームランはバットが遠回りしていることによる産物

なのでインコースをこなすことができなくなる。

これが意味することは、遠くに飛ばして、ご満悦でもダメということだ。

それは打ち方に弱点があり、欠陥だということと昨日記した⇒2019-6-11 逆方向に場外ホームランなど必要ないⅡ

ただ、別の考え方もある。

 

全てのコースをしっかり打ち返す必要はないと割り切ることも戦略のひとつということだ。

ピッチャーは意図したところに100%投げ切ることはできない。

それと同様、打者も全てのコースをきっちり打ち返すことはできない。

多くのコースをこなすことができると、逆に多くのコースを打ち返そうとして、

打ち損じが多くなる可能性もある。

打てると判断して、ボール球に手を出してしまうケースも増える。

 

イチローがそうだった。

卓越した技術ゆえに、あらゆるコースを打ち返そうとボール球に手を出していた。

さらに、そのボール球でさえ、ヒットにしてしまうことがあるので、さらに

その成功体験ゆえに、ボール球に手を出していく。

 

ただ、いくらボール球をヒットにできようと、

ボール球というのはヒットにすることは難しいのだ。

ボール球は見送らなければいけない。

 

器用に多くのコースをこなせてしまうと、逆にそれが欠点になる場合もある。

器用に多くのコースをこなすことができなければ、

自分の得意なコースで勝負しようとする。

だから、外だけ待っていて、内側に投げられたら、ごめんなさいをする。

 

たとえ、内側ばかりに来ようと、全てをキレのいい球でストレイクコースに

入れることはできない。

内側に入れようと、置きに来れば、ファールにしてもいい。

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