グラブの動きは基本、下から上という動きになる。
内野手がゴロを捌くとき、下から下からとグラブを動かしていく。
昨年のプレミア12、プエルトリコ戦で周東の盗塁はタイミングアウトだった。
本人もアウトだと思い込んでいた。
だから、リプレー検証しなくていいといったような意思をベンチに伝えていたように見えた。
ところが、送球がショートバウンドだった。
ショートバウンドを捕ろうとするとグラブは下から上への動きになってしまう。
一度上に上がったグラブをタッチにまた下げるということになり、時間がかかってしまう。
この時のショートは上への動きがなく、うまく捕っていたが、それでもバウンド
しない送球ならタッチに行きながら捕るか、ベースの上に置いたままタッチができる。
上手く捕ったものの、どうしても一瞬タッチが遅くなり、その間に周東の足が
入ったという形だった。
ショートバウンドの時は上から下への動きで捕りに行くことが技術。
下から上では、盗塁を刺せない可能性が出てくるので、一か八かの動きでアウトにしに行くのだ。
捕れずに、外野に球が抜けて行くかもしれないが、そこはフォローとカバーで
バックアップする。アウトにするにはそういう賭けも必要だ。
グラブの動きとしては、捕る位置より少し上にグラブを構えてそこから下へ動かしていく。
捕る瞬間は下がりながらグラブに入ることになるのでその勢いでタッチに行けるという技術だ。
https://twitter.com/yakyucolumn