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プロは自分の感覚に従う 余計な口出しには耳を貸さない

昔は、監督、コーチにいろいろ口を出され、やり方を変えられることが多かった。

自分が成功してきたやり方がいいと信じること、成功した例を知らないので受け入れ難いこと、

自分が知らないやり方は気に入らないこと、口を出すことこそ職務を全うすることであり、

指導すれば、仕事をした感覚になること、などからだろう。

プロは自分の感覚に従うことがいい。

 

落合やイチローは特異な考え、感覚で技術を追求したため指導層から嫌がられた。

落合は、これでは打てないと言われてあれこれ指導されたが、難しすぎてできない、もういいです、好きにやらせてください、だめならクビでいい、と。

イチローは、あの脚をブラブラさせる打ち方をやめさせろと言われ、このままじゃ打てなくなると涙したそうだ。

長嶋のような最初からスターで、人から言われてもあまり気にしない人は関係ないのだろう。

 

プロに限らず、高校野球や大学野球でもそれぞれの感性があるので一方向にばかり

押し付けるのはいいことは少ない。

気づいていないことをアドバイスすることは有効となろうが、

本人がしっくりこない、納得がいまいちできないようなことは強制してもいいことは少ないだろう。

ただ、アマチュアは感性が万別であり、たいがいが、たいしたことがない。

誤った感覚で無駄な練習を続けていることは多く、そこは強制してあげた方がよいことがあり、

難しいところだ。

そして、高校野球には教育の一面があり、大学野球にも封建の慣習がある。

 

プロに乞われるまで能力を開花した人たちは、それぞれの特別な感性がある。

体格、骨格、筋肉、視力、感覚とあらゆるものが違うから、その人に合うものは何かわからない。

戦術だけは従ってもらい、練習は自分のやりたいようにやる。

聞いてきたときだけ一緒に考える。指図はする必要がない。

プロは生活だし、金を稼ぐ目的があるから人から言われて失敗してもやりきれない。

プロはそれでだめなら代わりの個性がまた、現れる。
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