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フルスイングされたら危険信号

以前、懐の深い打者について記した。

2020-5-14 懐の深い打者 お前の球は見切った

 

打者が、バッテリーの思惑に反応して、ボール球に動いてくれたり、ストライクボールに

打とうと思ったがタイミングが合っていなかったりすると、バッテリーは楽になってくる。

その反応を見ながら、打者の心理が見えてくるから。

そこで、動いてくれないと、打者が何を考えているのかつかめなく、どう攻めていいか迷う。

 

そして、その反応だが、空振りでもファールでもフルスイングされると、バッテリーは嫌に感じる。

フルスイングされている時は危ないと思った方がいい。

フルスイングされているということは、打者がピッチャーの球に迷っていないし、怖がっていない、

ということになる。

 

たまたま、今のはバットの当たる位置が下や上にズレただけで、次はどんな球が来ても

対応できるよという自信の表れだ。

あるいは、ピッチャーの球に怖さがないので、遊びでフルスイングしてみた。

次は、どんな球が来ても、ジャストミートできるスイングをして、ヒットにしてやろう、

いらっしゃい。

 

特に、右ピッチャー対左打者、左ピッチャー対右打者の時にこうなったときは

高確率でヒットになっていく。

高確率でヒットになるということは、ホームランの確率も上がっていく。

 

右対左、左対右は打者からしたら球筋が見やすいので、その中でフルスイングされていたら

守る側からすれば、超危険信号。

この時点で右打者なら右ピッチャーに代える、左打者ならその逆へとすぐにスイッチできる

ベンチの決断が傷口を小さくさせる。

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