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野球に必要な技をすべて身につけてはいないプロ

プロ野球選手は野球のプロだから野球の要素についてはアマチュアより能力が高い人と思いきや

そんなことはない。

野球の要素とは、大別して投げる、打つ、走る、守る、ということ。

 

この中で走る、はアマチュアより脚の遅い選手は数多くいる。

一般人より遅い選手も数多くいる。

ベースランニングという毎日行っているはずのことでもアマチュアより劣る選手は数多くいる。

 

守る、も同様にアマチュアより劣る選手は数多くいる。

ファーストしか守ることができないような選手はアマチュアのショートより守備は下手だ。

 

投げる、に関して、野手をとりあげると信じられないほどの弱肩の選手が一軍の試合に出ていることがある。

巨人の清水や阪神の金本は、目を疑うほどの弱肩で、これでよくぞプロになれたものだ、

これでよくぞ、一軍の試合で外野につけるものだ、と思ったものだ。

今では中日・大島は弱肩だ。

 

ところが、ここで投げる、に関してピッチャーがアマチュアのピッチャーより劣るということはない。

青田買いの若手や敗戦処理、晩年に入ったベテランの中にはいるだろうが、

勝ちゲームに登場するピッチャーは今の球界のトップレベルにいるからプロの試合で

チームを勝ちに結びつけるべく、存在する。

 

打つ、に関しても同様だ。

先述の弱肩の選手が試合に出られるのは、打つ、に関して秀でているからだ。

 

つまり、プロとは野球に関する要素全てにおいて一流である必要がないということになる。

武器はひとつあればプロ野球選手と言えるのだ。

いや、プロ野球選手と言えるのではなく、プロ野球選手になれるのであり、プロ野球選手でいられるのだ。

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